もともと建築デザインが好きで、設計のほうでがんばっておりましたが、家業である鉄工所を営んでいます。
その人、空間、場所、歴史などに、「添える感覚」で、日ごろお仕事をしています。
例えば、シンプルにもレベルがあると思います。
1〜10まであるとすれば…
すごくシンプルなモノを10とすれば…
シンプルなモノでも少し個性がほしい、シンプルの中でも自然なものを連想させるものが良いとか、シンプルな形状なのだけど、手仕事のあとがみたい… いろんなレベルがあると思います。
もともとそこにあったかの様に、「かたち」ができればと思います。
ある考えを、「無形」から、「有形」に、「ない」を「ある」に。
「型」に、はめられるくらい、シンプルであること。
「言葉」に、出来るくらい、理解しやすいこと。
「枠」に、とらわれるほどに魅力があること。
「様式」といわれるほど、スタイルがあること。
そして、そこに、「ふさわしい」こと。
それが僕の考えです。