踏み板は、木製のリブ模様が入っているので滑り止めにもなります
  両側のささらをつなぐ為に、FB9*44を使用してます。 当初の計画では
  現地にて、ボルト固定と考えていましたが、現場での取り付け作業の際
  に、階段をひっくり返す為、多分衝撃に耐えられないだろうという事で、
  最初から、両側のささらをつなぐことになりました。 階段取り付けは
  既存の、建物を越えなければ設置できませんので、部材を単品という
  施工計画でしたが、大型のクレーンでの吊込となりました。
  踏み板受材は、アングルでなくFBで納めていますのできれいです。
 なんだか、レトロな感じの両側の手摺壁です。 元々あった階段の面影
  が感じられます。 内側の左手にもう一本棒手摺がありますが、これは 
  塗装前の段階です。 屋根材を支える為に角パイプの60*60*3.2で構成
  してます、その支柱に鉄板を付けてそれに手摺壁材を差し込んでいます
  内側の手摺には、この階段の為のステンレスのオリジナルの金具を製作
  しています。 屋根材には、通常はスレート屋根をカバーする折板を成形
  してもらって、高さを35ミリで押えていますので、梁材の中で納まり、外観
  からでは、全く分かりませんので、すごくシャープに見えます。
 雨樋もこの階段の為のオリジナルのステンレスの樋です、SUS304HL
  仕上1.5ミリ、縦樋もSUS304HL仕上48.6¢にて構成されています。
  上り始めのところの屋根からの雨水と階段部分の屋根の雨量を考えると 
  やはり、大きめの横樋が必要になりますので、幅は250程度を確保してま
  す。 横樋と縦樋は分割になっていますので、もし、なにか詰まった時でも
  掃除は可能です。 
 
 
 3階建ての既存建物を乗り越えての現場設置。 まずは、既存の階段を
   撤去し、まずは階段本体を取り付けて、屋根下地材と支柱を一体にさせて
  そのまま、クレーンで吊上げて所定の場所に設置。 ボルト類は全てSUS
  製、コンクリート躯体とは、ケミカルアンカーM16にて固定してます。
  木材との取り合いボルトは、全てSUS皿ボルトM8ミリなので、木面は
  フラットに仕上がっています。
 
 
設計図
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